中部車検センターのブログ
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FIAT500 (by 近藤)
元々古いイタ車が好きで、10年ほど前は水色のチンク に乗ってました。
チンク = チンクエチェント
・・・FIAT500 (私のは’69式のFでした)
仕事がら色々なクルマに乗りましたが、
これはとても小さくて、本当に楽しいクルマでした。
信号待ちで停まっていると、
幼稚園児や小学生が指をさして「ハハハ~」と笑っていく、、、
・・・そんなクルマです。
パッと見た状態はまずまずだったのですが、やはり元メカニックの悲しい性か、暇さえあればアレコレと手を入れました。
エンジンとトランスミッションはFIAT126のそれにスワップ(もちろん公認)。
ダンパーは定番のKONI。
フロントリーフスプリング(ロアアームとしても兼務)とリアコイルスプリングはアバルトタイプに。
オイルパンとマフラーも勿論お約束のアバルトタイプ。
外観だけじゃなく基本となるシャーシ関係もしっかりとメンテ。
クラッチディスク、プレッシャープレート、レリーズベアリング、クラッチワイヤ、ブレーキマスタシリンダ、ホイルシリンダー、ブレーキホース、ライニングシュー(4輪ドラム!)、各サスペンションアームなどの各ラバーブッシュ、そしてスターターワイヤーにヒューズにリレーにハーネスに・・・・
挙げればキリがない。
それでも真夏はなかなかエンジンが再始動しなかったり・・・
(パーコレーション気味でFポンプを電磁式にして解決)
走行中にドアのガラスが「ドカッ!」と大きな音を立てて落っこちたり・・・
(レギュレーターがご臨終・・・)
雨降りのときに左のワイパーが「ぴょ~ん」外れて飛んでいったり・・・
(ワイパーアームが・・・ )
車に乗り込み「ヨッ」とドアを閉めようとしたら、手にはドアから抜けたドアハンドルだけが・・・
(取り付け部が・・・・・・ )
クラッチを踏んだら「ブチンッ!」と音がしてペダルがぷらぷらになったり・・・
( ・・・・ )
それでも直せば絶好調となる(・・・当たり前?)ので憎めない。
イタリアの高級車や高性能車も素敵ですが、やはりチンクに乗らずしてイタ車は語れません。
- 松本 葉
- 愛しのティーナ―イタリア式自動車生活
本当に思い出深いクルマでした。またいつか手に入れたいな-。
いよいよ来月から発売される新しいチンクの記事 を読んでいたら昔のチンクを思い出しました。
(それにしてもNewFIAT500も気になる・・・)